視線は來に戻る
「これからの為って、一体私達に何を求めているのかしら?」
美優の挑発に、來はフワリと笑った
「…これだけは、信じて欲しい。例え、これから信じられないような出来事に覆われたとしても…目の前の事実を疑わず、前に進んでいって欲しい。
君達なら出来ると、志穂は信じた…。だから今、君達を再びここに呼んだんだから。」
來の真剣な言葉に、渚達は一瞬思考を巡らす
が、何一つ答えは浮かんでこない
けど…
「…約束する。」
全てを受け入れて、前に突き進む
それは…現役の時からずっと信じていたことだ
渚の力強い答えに、來は納得したように頷いた
「じゃあ、本題に。」來の顔つきが変わる
渚達も、覚悟を決めた
「君達には、これからの脅威に立ち向かうために…過去の自分と入れ替わる勇気はある?」


