すぐに理解は出来なかった
「入れ替わった…?」
過去の、自分と?
「そんな夢みたいな事、出来る筈ねぇだろ。」
夾の言葉に來は首を横に振った
「最近協会に来てない君達は知らないかもしれないけど…能力を用いた入れ替わり技術の研究は以前から行われていた。
愁君と柚璃ちゃんなら心当たりくらいあるんじゃない?」
渚達の視線は一気に二人に向く
二人も動揺しているのは分かった
「確かに、科学者がそんな研究をしているという報告は受けていたが…。」
「まさか、成功していたなんて…。」
二人も信じられないらしい
そんな渚達を置いて、來はフゥと息を吐く
「信じるか信じないかは君達次第。だけど、これからの為には…君達にはこの現状を受け入れてもらわないと困るんだよね。」


