中は予想以上に暗く、必要最低限の明かりしか灯っていなかった その中で俺達は足を進めていく 1番奥の扉を開くと、リビングと思われる広い部屋に出た 真ん中に置かれている大きめのテーブル、明かりを灯している蝋燭 その向こう側に…椅子に腰掛けた老人がゆっくりこちらに振り返った 「…やはり、お主じゃったか。」 「…!無事だったのですね…!?」 亜未は驚きのあまり目を開きながらも 少しずつ…その瞳から涙が零れ始めて 「大地のお祖父様…!!」