何を言ってるんだ?
渚は、一体…
「今の言葉は、春の言葉じゃない。恐らく、死んだと思ってるコイツの…幼馴染みだ。」
「まさか…大地?」渚の言葉に、亜未は震える声でそう聞いた
「私も大樹の中で会った時、大地の気配を感じた。やっぱり彼の中で、大地は生きてるの!?」
「ちょ、ちょっと待てよ!」
理解出来ない話が次々と進んで行って、俺はとりあえず制止をかけた
渚の言葉も、亜未の言葉も
何を言っているのか分からない
「俺の中に、その幼馴染みがいるって?そんなの有り得ないだろ。さっきの言葉だって偶然出ただけで、ソイツが俺の中にいるっていう証拠なんか…。」
「お前、変な夢をみてるって言ってなかったか?」


