「…愁。」ニッと笑って、愁は俺を通り過ぎて行った 他の奴等も、順番に配置につく 「葵と柚摛は協力して生命反応を追え。春が感じてるモノが本当に人間なら…微弱でも追える筈だ。」 「「了解。」」 「俺達はこの邪魔な枝を撃破。春の為に道を切り開くぞ。」 「「「「了解!!!」」」」 皆の声が聞こえる度に、涙が溢れそうになった それを強引に拭う 酷いことをした 1人じゃないと…知っていたのに 感じている違和感を、1人で抱え込んで 皆に迷惑をかけて こんなの…仲間失格だ 「…話そう。」