stayの問いに、葵は1度目を丸くして
「…え、えぇ。」と何とか頷いた
「なら、お前ら全員で春の後を追え。美優の能力で飛べるだろ。」
「何言ってんだよstay!」
「愁の言葉聞いてたのか?組織の事はお前が1番よく知ってんだろ。」
渚と夾の言葉に、stayはわざとらしく溜息をついた
「あの幹部共は俺が何とか抑えてやる。
春の様子がおかしかったのは確かだ…。あいつを野放しにすんのは危険だ。」
「けど、そんな事したらstayさんが…!」
柚璃の心配そうな声に、stayは少し微笑んだ
「平気だ。これが俺の役目だし、來が動けない今…お前らを援護出来るのは俺だけだ。
それに、もうとっくにあのオッさん達には目ぇつけられてるしな。今更どうってことねぇよ。」
ハハッと明るい声でstayは言った
「stay…。」渚達の声が暗くなる
「お前らは周りの部隊なんて考えなくていい。やりたいようにやれ。
お前らにはその力と、資格があるんだぜ?」


