部屋を飛び出して、窓を探す


少し左にいった所に窓を発見し、そこから外の様子を眺めた



「っ…!」


「待てよ春!」俺を追いかけてきたstayは俺の肩を持った


「ったく、一体何が…ーーっ!!」


stayも目の前の光景に言葉を失う


ただでさえ、増え続ける魔物や魔族によるあの球体のせいで街は破壊されていたのに


その街を…更に巨大な大樹の根が襲っていた


「何だ…あれ…。」


stayにも分からない大樹の正体


こうしている間にも、大樹は動きを止めずに街を支配していく


「街を…飲み込んでる…!!」


「春っ!」