時が止まった気がした
沈黙が流れる
「…は?」ようやく出た言葉は、何とも間抜けな声だった
「な、んな訳ねぇじゃん!俺が海の子供?何を根拠に言ってんだよ?」
「似てるんだよ、お前と海。」
おじさんはハッキリそう言った
ヤバイ
俺と父さんの関係がバレたら…來に殺される!
「似てる?んなまさか。海とは全然似てねぇって。」
「あら、春こそ、何でそう言い切れるのかしら?」
「…え?」俺は言葉が詰まった
「貴方は海と会ったことも無ければ、どんな人物かも知らない筈。なら、春こそ何を根拠に否定しているの?」
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