と、いうことは…
「來は、真実を知るまで目覚めない…?」
stayは頷いた
嘘だろ…?
そんなの、そう簡単に出来ることなのか?
リスクが無いと…そういうもんじゃないだろ?
「何でそんな無茶させたんだよ!いくら理事長で、力があるとしても…どうなるかわか「來は、お前も鍵を掴んでいると言っていた。」
「え?」stayは俺の言葉を遮った
俺は少なからず目を丸くする
「來が今回お前を選んだのは、海と華ちゃんの子供だからじゃない。お前が…今回の事件の鍵になると知っていたから、あの日俺にお前を迎えに行かせたんだ。」
鍵
そんなもの…俺が知っている筈が無い
ついこの間まで能力者とは無関係な生活を送っていたのに…
「…もしかして。」
「何か思い当たるのか?」
…そういえば最近、何か変な夢をみていた気がする
たかが夢だと思っていたけど、來みたいに予知夢の能力があるくらいだから
この夢も…何か俺に訴えかけてるんじゃ…
「いや、何か変な夢みてたんだけど…内容が思い出せないんだ…。」


