渚の挑発に、魔族は「ほぅ。」とニヤッと笑った
「止めろ渚。理事長の言葉を忘れたのか。」
「けど、目の前に反学園勢力がいるんじゃどうせ逃げられない…。
なら、戦うしかないだろ?」
渚の言葉に、愁は何も言えなかった
俺達の周りには、倉崎率いる反学園勢力
動けない俺を抱えてここから脱出するのは…限りなく不可能
「人間というのは…本当に愚かな種族だ。自身の無力さも知らず、ただ吠えるだけの醜い種族。」
「…余裕こいてんのは今のうちだからな。」
瞬間、渚は魔族の背後に瞬時に移動する
魔族は全く気付いていない
勝ったーーー誰もがそう思った
ドォンーーー


