ゾクッ、と背筋が凍った 何でかは分からない だけど…そう感じたのは、俺だけじゃなかった 俺達は、恐る恐る上を見上げる 空には、さっきの声の持ち主が 微笑みながら俺達を見下ろしていた 外見は、俺達とは変わらない位の青年 だけど、俺達と唯一違う 人間では有り得ない…尖った耳 「…ま、ぞく…!?」