奴等の一人がそう叫んだ 「っ…ボス!?」 俺はとりあえず後ろに飛んで間合いをとった ボスと呼ばれた男も、剣を構え直す 両の手に握られた剣…おそらく、双剣だろう 「…親玉がお出ましか。」 まさかこんな所で、反学園勢力のトップに会うことになるなんて ボスかこんなヘコヘコと前線に出てきてもいいのかよ チャリと剣が音を鳴らした瞬間だった 男との間合いが0になって 俺の左目に…剣の鋒が向かってきていた 「ーーーっ!!」