死角からの俺の攻撃に、魔物は苦しそうに声を上げ
そのまま…光となって消えていった
「上級魔物も大したことねぇな。」
「まぁ、こっちは3人いるからな。」
パンパン、と渚は土を払っていた
…確かに、こんなにアッサリと倒せたのは、魔物が弱いからじゃない
渚達が強過ぎるんだ
個々でやったら渚達でも苦労するのかもしれないけど、さっきみたいに連携をとれば
適う相手なんてそうはいないだろう
…おじさん、もしかして凄い人なのかも…
「どうした、春?」渚の問に、俺は勢いよく首を横に振った
そんな俺に渚は首を傾げたが、こんなこと本人に言える筈がない
というか、そんな事したら俺の正体バレて來に殺される
『愁、おかしな反応があったわ。』


