spiral "eternal"


学校の周辺…


もし、触手から逃れた生徒がいるのなら


その近辺から逃げられてないんじゃ…


「「「了解。」」」


星組みんなの声が重なる


みんな、迷いのない瞳で來にそう告げていた


「すでに何個かの軍事部隊と特殊部隊が配置されてる。

君達は彼らがいる避難キャンプに送られると思う。」


「じゃあ状況を彼らに聞いて…行動はそれから考えた方がいいな。」


「なぁ、1つ聞きたいんだけど。」

愁と來の会話を遮ったのは


おじさんだった


「何かな、渚君?」


「確かに一般人を避難させることは大切だけどさ…。敵地の近くに行くんだったら、その元凶を倒した方が全部解決するし早く済むだろ?
なんなら、2手に別れても構わない。それに、今までのお前ならそうしてた筈。

なのに何故、ここまでお前が慎重になっている?」