夾の嫌味に直はすぐさま向かう
が、そんな直の攻撃も夾は簡単に避けていた
…あの2人って、仲が良いんだか悪いんだか…
「…けど、春の戦い方って誰かに似てんだよな…。」
「私もそう思う…。」
考え始めるおじさんと美優さんに、俺はギクッとすぐさま振り返った
「まさか!おじ…渚達の勘違いじゃね?」
…あの後、來から予想通り「自分の正体をバラすな」と釘をさされた
…まぁ、おじさんと美優さんとは全くの他人って訳じゃないし
10日経った今でも…どう接していいか分からない
そして、おじさん達は相変わらず勘が鋭そうで
俺は相変わらず父さんに似て嘘が下手だった
…たぶんいつか、バレる気がするよ…來…
「みんなー!お疲れ様!」
「差し入れ持ってきたよ!」


