俺が協会に来てから10日が経った
未だに協会は、今後の方針を決めれていないのか、新しく動きを見せていない
そんな協会に痺れを切らして、以前俺は1人で敵地に乗り込もうとした
まぁそれは、stayに簡単に止められたが…
ーー死に急いでんじゃねぇ。貴重な命を無駄にするなーー
そうstayに言われた言葉が、どこか胸に響いて
今まで耐えてきた涙が溢れ出てそのまま泣いてしまった
不器用に慰めてくれるstayの優しさ
泣けたおかげで…俺の心は少し落ち着いた気がしたんだ
來が言うには、あの力はすぐには完成する代物では無いらしく
機会が来るまで…自分の能力を高めろと言われた
確かに、俺は能力者としては初心者
だからこうやって、実践形式で星組のみんなに鍛えてもらっている
「それにしても、春の能力…光は色々使えるんだな。」
「まぁ春の頭脳は直みたいに単細胞じゃないからな。」


