中は、まるで応接室のようにソファとテーブルが置かれていて その奥には…大きなデスクがあった 何の部屋なんだろう…? 恐る恐る足を踏み入れる 見たところ誰も居なさそうなので、俺はとりあえず扉を閉めた ガチャリ、瞬間、部屋の奥のドアが開く そこから出てきた少女と、見事に目があった 「あ。」俺は咄嗟に目をそらす そんな俺の反応に、少女はクスリと笑った 「そんなあからさまに反らさなくてもいいじゃん、春君?」