「お…お願いします!!」

ほぼ、反射的にだった。
断るつもりだったのに、何故かOKしてしまった。

多分、私は、少ししょうたろうに期待したんだと思う。

しょうのこと、忘れさせてくれるって言ったから。


「え、まじで?!やべぇ、ちょう嬉しい。」
「え?」
「だって、絶対断られると思ったし!」
顔を赤く染めながら、はにかんだ。