ずっと、ずっと好きな人



「俺も、高島のこと好きだー!」
「…ぇ、えぇ?!あっありがとー!でも、今は私…。」
「…??」
「しょうたろうのことが好きなの!!!」
そう叫ぶと、ポニーテールにまとめた鈴蘭のヘアゴムをとった。

自慢の長い茶髪の髪が、ふわっと広がり、おちてきた。
腰まである長い茶髪。


「鈴蘭…。」
しょうたろうはしばらく私を見つめると、エナメルから何か取り出した。
袋にラッピングしてある。


「開けてみて。」
「…うん。」