月と太陽

タケルの左手がわたしの背中を支える。

触れられたことにドキッとする自分がいた。

しかし、嫌ではない。

わたしはスリッパにつま先を潜らせると、タケルに誘導されながら奥の部屋へと向かった。

大きな窓からたくさんの光が差し込み、明るく広いリビングがそこにはあった。

何畳ほどの広さだろう。

大きなL字のソファーに何インチかわからない程大きなテレビ、ダイニングテーブルの周りには6脚の椅子が置かれていた。

ダイニングテーブルの上には、6人分のグラスや食器が並べられている。

ホテル並のセッティングだ。

ここでは、何もかもがわたしにとって新鮮に感じた。