月と太陽

タケルの家は、わたしが住むアパートのすぐ側だった。

さすが同じバス停を利用するだけある。

わたしの家からタケルの家までは、徒歩5分以内で行けそうな距離だ。

タケルの家は一戸建てだった。

とても大きく、オシャレで誰もが憧れるような家だ。

玄関は2階にあたる場所にあり、1階は車庫になっている。

車は家の前で停まり、わたしたちを降ろしてから、亜利沙は車を車庫に納めた。

その大きさと立派さに圧倒されていると、「行くぞ」と言うタケルの声で我に返る。

タケルとわたしの前を、互いの手を絡ませた亜利沙と涼が歩いた。