月と太陽

次にわたしたちは、おみくじを引いた。

凶とかだったら、どうしよう…

去年は確か、末吉だった。

そんなことを考えながら、わたしはおみくじを広げた。

「あ、大吉…」

わたしは呟いた。

そこにある文字は、確かに「大吉」と書かれている。

出ることを願ってはいたが、まさか本当に出るとは思っておらず、驚きのあとに喜びが込み上げてきた。

「あ〜、あたし中吉だわ」

少し残念そうに亜利沙が言った。

「俺は大吉だ」

亜利沙の隣で涼が自慢気に言う。

亜利沙は目を細めて涼を見上げると、「涼は良い年になりそうね」と微笑んだ。

「亜利沙だってそうさ。亜利沙の幸せが欠けそうな時は、俺が補うよ」

涼はそう言って、亜利沙の肩を抱いた。

涼は相変わらず、日本男児がなかなか言えないような台詞をさらりと言う。

しかし、それに違和感を感じない。