月と太陽

「あら、おはよう。しずくもシャワー?」

亜利沙が爽やかに言った。

わたしは、乱れてるであろう髪の毛を慌てて手ぐしでとかすと「う、うん」と答えた。

「ふふ〜ん。しずくも大人になったのね」

「え、ど、どういう意味よ」

「わかってるくせにっ」

亜利沙はわたしの肩をポンと叩くと、リビングに向かって歩いて行った。

そして、振り向かないまま「9時出発だからね〜」と手をヒラヒラさせながら言った。

わたしたちは、神社へ初詣に行く予定なのだ。