月と太陽

わたしはその日、タケルの部屋で眠りについた。

もちろん、誤解を解いた。

声を漏らさないようにするのに、苦労したけれど。

この時でタケルと一つになったのは二度目になる。

前回とは違い、痛みは感じなかった。

思い出すだけでもドキドキして、呼吸のし方もわからなくなる程、幸せな息苦しさを感じた。


朝を迎えると、わたしは中途半端な服のまま、素早く自分の部屋に戻った。

こんな淫らな格好を亜利沙や涼に見られたら、からかわれてしまう。

簡単な部屋着に着替えたわたしは、シャワーを浴びるために2階へ下りた。

リビングを覗くと、ソファーで眠る涼の姿があった。

亜利沙の姿は見当たらない。

涼を置いて自分の部屋で寝たのだろうか。

そんなことを考えながら、お風呂場に向かおうとすると、洗面所から濡れた髪をタオルで拭く亜利沙が出て来た。