月と太陽

タケルの唇がわたしの唇に重なった。

いつもより少し激しいキス。

緊張のあまり息が出来ない。

タケルはわたしを抱きかかえると、ベッドまで運んだ。

そして、わたしの額にキスをする。

「こわい?」

タケルの問いにわたしは首を横に振った。

心臓が口から出て来てしまいそうな程、心臓が大きく速く波打っているけれど、恐くはない。

タケルは優しく、わたしの髪をかき上げた。

「まさか、誕生日に願いが叶えてもらえるなんてな」

そう言うタケルは、クスッと笑った。

「タケルの願いって…?」

わたしの問いにタケルは微笑むと、鎖骨あたりにキスをした。

そして、呟くように言った。

「しずくと一つになることだよ」