月と太陽

わたしは窓のすぐそばに置いてある丸みがある椅子に座り、1人の時間を潰した。

バッグの中を確認すると、亜利沙から握らされた物が少しクシャッとなって、そこにいた。

見るだけでも恥ずかしくなる。

それを端の方に避けて、バッグを漁るが、財布に携帯電話、メイクポーチ、ハンカチ、ティッシュくらいしか入っていない。

突然のお泊まりで何も用意していないが、とりあえずメイクポーチだけは持って来ていて良かったと思った。

タケルがバスルームに入ってから、15分が経過した。

バスルームのドアが開き、下はズボン、上半身は裸のタケルが戻って来た。

わたしは思わず目を逸らした。