月と太陽

ハンバーグレストランを出たわたしたちは、次に映画館へ向かった。

選んだ映画は、タケルが観たいと言ったアクション映画。

アクション映画なんて興味がなかったけれど、他にわたしが観たいと思う映画がなかった為、それを観ることにした。

興味がないと思ったものの、上映中わたしは片時もスクリーンから目を離さず、食い入るように映画を観ていた。

アクション映画を面白いと思う自分を発見したのだ。

映画が終わると、わたしたちは観た映画のことを話題にしながら、あても無くブラブラと歩いた。

これが楽しくて仕方なかった。

どれくらい歩いただろう。

同じ周辺をグルグルと廻っていたため、周りの景色は然程変わらない。

今何時だろうと、タケルが腕時計で時間を確認する。

タケルの腕時計は、5:24を差していた。

「もうこんな時間か。夜飯食べて帰ろうか」

タケルの言葉にわたしは頷いた。