月と太陽

お昼休みが終わる少し前に、やっと焼きそばパンを食べ終えた。

わたしは基本的、食べるのが遅い。

焼きそばパンを包んでいたラップをクルクル丸めて、後ろの教室の角にあるゴミ箱目掛けて投げた。

ラップは見事、ゴミ箱に入った。

こうゆうのは意外に得意なのだ。

すると、後ろのドアから男子2人組みが入って来た。

伊村くんと緑川くんだ。

伊村くんは、片方の口角を上げて笑うと「やるなぁ」と言って、通り過ぎて言った。

緑川くんも微かに笑い、伊村くんのあとに続いた。

彼らの席は、日下くんの席の前と斜め前だった。

すると、ベルが鳴った。

お昼休みが終わりの合図だ。

それと同時に日下くんが教室に戻って来た。

日下くんはこっちを向き、一度微笑むと自分の席へとついた。