月と太陽

「待たせたな」

タケルが言った。

優しい表情だったタケルだか、涼の険しい表情から何かを感じ取ったのか、目を細めた。

「タケル。青学の奴らが来た」

涼はそう言うと、さっきの出来事を話した。

その話を聞き、タケルはわたしを心配してくれた。

さっきの恐怖が残っていて、強張る頬を緩めることが出来ずにいたが、わたしは「大丈夫」とタケルに伝えた。

「しずくを1人にさせない方がいいな」

腕を組んで匡人が言う。

「あぁ、あいつらは青学の中でも特に厄介な奴らだ」

涼がそう言うと、タケルも匡人も頷いた。