月と太陽

次のバンドの演奏が始まった。

ステージ上にタケルが居なくなった今、もう興味はない。

他の女子生徒もわたしと同じ気持ちかのように、体育館の端に置かれたパイプ椅子に座ったり、体育館から出て行ったりした。

ステージ前に残っているのは、ほとんどが男子だ。

さっきまでの盛り上がりとは、まるで違うことに、現在演奏している彼らが少し可哀想に思えたくらいだ。

わたしは、タケルと梨子と共に自分たちの教室を目指した。