月と太陽

すると、ステージ横の倉庫から誰かが出て来て、ステージ上にあがった。

女子生徒たちの黄色い声が飛ぶ。

ステージ上にあがったのは、4人。

顔はよく見えないが、背格好から4人共男子だということが推測できた。

そして、体育館の両端にある照明がステージ上を照らす。

「あっ…」

わたしは息を飲んだ。

向かって右側に立つギターを肩に掛ける彼。

それは紛れも無く、わたしが「楽しみ」にしていたタケルの姿だった。