外は真っ暗で、目が慣れるまで時間がかかりそうだ。
どこからともなく何かの鳴き声が聞こえてきて、ざらりとした生ぬるい風が肌を舐めた。
その気持ち悪さにぞわりと悪寒が走る。
先が見えない1本の夜道が、いつも以上に不気味に見えてしまい、どうしようもない不安を掻き立てた。
ああ・・・行きたくない。
足が鉄の塊なったように重くなり、進みづらくなる。
体重がいつもの倍以上になったように感じられて、頭がズキズキと刺すように痛む。
嫌だと思っても、行かなくては行けない。
・・・行かなかったら、殺されるから。
色々と考えているうちに、いつもの家についてしまった。

