次の瞬間、部屋の中に何かが入り込んでくるような気配と、くぐもった悲鳴が響いた。 バタバタガタガタ、木の箱が暴れている。 生贄は静かにしないといけないんだけど、とても無理な話だと思う。 だって、もうじき食べられてしまうから。 悲鳴をあげるとわかっているから、木の箱の中に入れて、目隠しをし、さるぐつわをさせるんだ。 その悲鳴は、あまりにも生々しくて。 びっくりしたときの悲鳴なんかじゃ比べ物になんないくらい、恐怖で埋め尽くされた悲鳴。 そして恐怖に悶え苦しむ生贄を、カミサマは容赦なく喰う。