一人で帰ることにした。



・・・それが、蜜のためなんだろ?





俺は、教師、あいつは、生徒。



ちゃんと自覚しないとな。



蜜だって高校生。


大人びているところもあるけどちゃんと、青春したいお年頃なんだから。



俺が邪魔してたらまともにできないだろ?



「はあ、まったく俺としたことが大人げないですね。」



一人はいた溜息はむなしく廊下に響いた。






それを誰かが聞いているとも知らずに。