「道端で盛るのはどうかと。」






低めの声が聞こえた。


その2人の男の声でもましてや自分の声でもない。



「なんだ、てめえ!」



「いや、普通のリーマンですけど。とりあえず、大の大人がはしたない。盛るなら家でやってもらえませんかね?」



「っち・・・!行くぞ。」



腕をつかまれていたものがなくなってガックリと膝から折れる。



やっと、背後を振り向いてその男の人を映した。



・・・誰?