ツンデレ美少女と教師様





「ここなんだけど・・・」





ちょっとでも俺を男として意識してほしかったから。



教師でも、ただの同居人でもなく・・・異性として。



数か月男女が屋根の下にいれば自然と好意が出てきてもおかしくない。



でも、蜜には全くそんな気が見えないから。



「これって別に難しい問題じゃないですよ。」



この程度の問題くらい蜜なら簡単に溶けるレベル。



「そうなんだけど。」




そう言ってノートを取り出した。



その綺麗な字で書かれた計算式を隅からじっくりと見ていく。