「・・・!」




2人組のうち1人の男に後ろから腕を拘束された。




「やば、腕ほせえな。しかも綺麗。」



「お前ちゃんと持っておけよ。反抗されたらたまったもんじゃねえからな。」




やだっ、やだっ!



気持ちの悪さに何にも言えなくなる。




触らないでよっ!



手足をばたばたさせるものの相手は男。


力では到底かないそうにもない。



目の前の男はにやにやと笑う。



・・・助けて。



声にならない叫びが心の中で反響した。