「早坂せんせー!」





2人で青葉の並木道を歩いていると遠くのほうから声が聞こえた。




「あっ、野坂と井伊か。」




「・・・本当。」




あの長い髪と高い身長の子は紛れもなくうちのクラスの野坂真央(ノサカ マオ)だった。



そして、その隣で走ってくるのが小柄な体系の少女井伊帆奈(イイ ホナ)



「先生おはようございます!」


「おはよ、早坂せんせー!」




「おはよ。」



いうまでもなく、紫雨は生徒から人気があるのだ。