でも、あとからよくよく考えてみれば俺と蜜の年の差は6歳もあるわけで未成年に手を出すなんざ違反なわけで。
しかも教師と生徒だろ?
完全にタブーじゃねえか。
でも、不器用ででも、純粋で人を疑うことを知らない彼女を放っておけずに数か月間こんな感じだ。
自室に戻ってパタンとドアを閉めた。
まだ、自分で稼いだばかりの金をはたいて買った家具が蜜から借りた部屋に並んでいる。
ここに、蜜が来たことはないが結構居心地がいいんだ。
でも、彼女が初対面の俺に打ち明けてくれた両親の話は正直言ってまだ未熟な俺には重すぎることだった。
甘いなんてものじゃなく・・・
ひどく苦かった。