その日は蜜を家に送ってから家に帰った。
でも、どんな神様の悪戯か俺の転勤先の高校が蜜の通っている高校だった。
「あなたを拾ってあげる。」
蜜の不器用なその言葉は幼い頃に両親を無くしてまだ感情表現が下手な蜜の精一杯のSOSだったんだと思う。
それを考えてしまった俺にもう世間体を気にしてそれを断ることなんてできなかったんだ。
そして、どうやら蜜の家はもともと資産家で金持ちだったらしく家も豪邸なので新米教師の金がない俺はご厚意に甘えて数か月間居候させてもらってるんだ。
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