「よぉし。そろそろ席替えするかあ。もうこの席には飽きただろ。」
林田がつっかかる
「りっちゃん最高!!愛してる!!!」
「愛すな気持ち悪い」
『席替え!?』
もちろん私が気になるのは隣の席の人のこと
『林田と隣になれますように…』
私は強く願っていた
席替えはくじ引きだった
みんなが順番にくじを引いていく
私の番が来た
『林田の隣。林田の隣。林田の隣ーっ!!!!』
隣は
倉橋 良平(クラハシ リョウヘイ)と言う子だった(泣)
同じ学校の子だけど全然面識がない
林田はというと
亜美の隣
『林田が亜美のこと好きになっちゃったらどうすんのさーっっっ!!!!』
でも嬉しいことに私のななめ前
すぐ手の届く位置
私はそれだけでも十分だった

