今日は塾の日

『林田に会える』

それだけで気分は
ウキウキだった


今日は早めに家を出た

早く林田に会いたかった


塾に着くが
誰もいない

『早く林田来ないかなあ』
私はそわそわして落ち着かない

そのとき教室のドアが開いた

『林田!?』

「あれ?優梨〜今日は早いね〜☆」

私は一気に肩を落とした

教室に入ってきたのは亜美だった

「うん。なんか暇だったからさ」

亜美は
「ふ〜ん」
と軽く流す

亜美ははっきり言ってかなりかわいい

パッチリ二重で
お人形みたいに白くてきれいな肌
ぷっくりとしていて
真っ赤な唇

かわいくて明るくて男子と良く話す亜美

だから亜美はモテる


そのとき最悪なことが頭によぎる

『もしかして林田は亜美のことが好きなんじゃ…だから良く話したりするのかも。それにもしかしたら亜美も……』