「わ、私、恵の友達の美樹って言います!恵のお母さんですよね!?
め、め、恵に何があったんですか!?」
ようやく救急車までたどり着くと、私は恵のお母さんらしき人にそう問いかけた。
「…美樹ちゃん…あなたが美樹ちゃんね。恵の母です。
あ、あのね、恵ちょっとケガしたみたいなの…
と、とにかく今は急ぐから明日病院に来てちょうだい!病院は…」
「中央総合病院です!」
恵のお母さんの問いかけに
救急隊員はそう答えた。
「そういうことだから!この事、誰にも言わないでね、お願いね!」
最後に恵のお母さんがそう言うとすぐに救急車のドアが閉まり、そのまま走り出した。



