『…もういいよ。こんな世界いらない。誰も本当に心の底からめぐの事必要としてない。いなくなったお父さんも。いっつも男と遊んでるお母さんも。由美ちゃんも。美樹も。透も。
こんな世界、もういらない。』
そう言って電話は切れた。
私は少しの間、放心状態だったけど
ハッとしてすぐ、また恵に電話をかけた。
『お客様のおかけになった番号は、現在電波の届かない所にあるか、電源が切れているため、かかりません…』
私のケータイを持つ手が震えた。
電源は切られた。
『こんな世界、もういらない。』
恵の言葉。
私は慌てて部屋を飛び出した。



