あなたの孤独に気づくまで



まりちゃんから聞いた、昼休みに起こった出来事はこうだった。







いつもの中庭のベンチでまりちゃんと恵は話していた。


「めぐちゃん、岩崎と最近あまりうまくいってないよね?…私、岩崎からも話きいちゃってさ…」


まりちゃんがそう言うと、
恵は観念したように頷いた。

「でもね、どうしても透が好きなの。…別れたくなんてない。透はめぐの全てなの…透がいなくなるなんて、考えられない。」


恵は泣き出してしまった。



何と、そこに岩崎君が出くわしてしまったのだ。


校庭でサッカーをしていて、そのボールが大きくそれて中庭にいってしまったのを岩崎君が取りにきたのだ。




「…また泣いてんの?そいつ。」


岩崎君はウンザリしたような顔で恵を見た。



「と、透…」

恵が言いかけたその時




「なぁ、もうハッキリしよう。石田もいてくれるし。いつもみたいに俺ら2人で話してもキリがねぇ。」


そう岩崎君が言ってきた。