この部室は、色褪せることないあなたとの記憶が甦る。 ふっと、窓の向こうを見ると 雲一つない青空で、 優が『美空、笑って?』と言っているようだった。 「優。今日も愛してる」 私は、満面の笑顔で 澄み切った青空を見上げた――。 ‐fin‐