「ちょっと、ソラ先輩まで笑わないで下さいよ…。 ソラ先輩の好きな人って、あの沢城先輩ですよね? 俺達一年の間でめっちゃ有名ですもん。沢城先輩とソラ先輩…」 「えっ!? そうなの?」 「知らなかったんですか!?」 その言葉に頷いた私に、美月くんがため息を吐いた。