その声で顔を上げると、 優のお母さんも目が赤くなっていた。 「だから、ソラさんにちょっと妬けちゃう」 そう言って微笑んだ優のお母さんの優しさにほっとした。 「優は、お母さん似ですね」 「でしょ!?」 優のお母さんと顔を見合わせ、 目に涙を溜めた私達は、クスクスと笑いあった。