「あの。これ…」 「優の遺品を整理してたら見つけたの…。 なかなか遺品の整理ができなくて、届けるのが遅くなってしまってごめんなさいね。 蓋、開けてみて」 遺品…。 その言葉に胸が締め付けられた。 息苦しさが私を襲う。 痛む心をそっと服の上から握りしめ、箱の上蓋に手を掛けた。