「優センパイー!」

そういってぎゅーっと抱きついてくる桜。俺に抱きつきながらニコリッと笑う顔はめちゃめちゃ可愛い。

『桜、苦しい…』

なんて、本心では思ってないけど智がいる手前そういうしかない。本当はもっともっと抱きついていて欲しい。離れたくないから。

「優先輩、お弁当食べよ?」
『ったく、食いしん坊だな。桜は(笑)あんまりガッツくと太るぞ〜?』
「が、がっつかないもん!!」

ぷぅーっと頬を膨らませてそっぽを向く桜。お拗ねモード突入か…?
と思いきや、まさかの智に抱きついた


「智先輩っ!!一緒にお昼食べましょ♪
優先輩は、私とは食べたくないみたいです」

え?
ちょ、待て待て待て待て!!
俺がいつ、言った??!

『…桜。』
「な、なんですか?」

キョトンとした顔で首を傾げる桜。
あー、もう!!可愛すぎだから!!
智がいる前でその顔は反則!!
智まで頬を染めてるじゃねーか!!!!

『桜。俺とお昼食べたくないの…?』

俺がしゅん…として言うと、桜はまたぷぅーっと頬を膨らませて言う。

「…食べる。」

あぁ、もう!!可愛すぎだからっ!!///
俺は桜のこの顔に弱い。
惚れた弱みってゆーのかな?

「…いちゃつくのは、せめて2人きりの時にしてくれませんかね?」

振り向くと黒い笑顔の智がいた。

羨ましいんだな、きっと。
俺の桜が可愛すぎて…

「ひゃあっ!!!///」

そんな智に気が付いて、桜ははずかしそうに目を背ける。この仕草がまた可愛すぎ。もう、妬くぞ。
馬鹿。

「そういえば、優っていつから桜ちゃんのこと好きなの?」
「あ!私も聞いたことなーい。聞きたい聞きたい♪」

え、ここで話せと…?
桜のいる前で?

「優センパイお願い♡桜、聞きたいなぁ〜」

俺に抱きつきながら上目遣いで甘えた声でおねだりする桜。
この声と仕草には智も真っ赤な顔をする。

ダメだ…理性が崩れそう…

『わ、分かった、から!!その顔は反則!!///』
「やったぁ〜♡♡優センパイ大好きっ!!」

ぎゅーっと抱きしめてくる桜。
ちょ、胸当たってるんですけど…がちで理性ヤバイんすけど…。

あ、でも話す前にいっとかなきゃな(笑)

俺は桜の耳元で桜にしか聞こえない声で言った。

『今日もお仕置きあるからな♪さっきの顔、智に見せたから』
「へ?!お仕置き…///」

桜は茹で蛸みたいになった。
何を想像してるんだろー?(笑)
まぁ、いいか!!
今日も桜で遊べる〜♡♡